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国立がん研究センター(NCC)

プロフィール

国立がん研究センター(NCC)

落合 孝弘

所属:
研究所 分子細胞治療研究分野
 
役職:
分野長
 
代表者または代表研究者:
落谷 孝弘
 
関連ホームページURL:
http://mcm.ncc.go.jp

プロジェクト推進にあたって

体液中を循環する核酸物質の存在は、実はDNAの2重螺旋構造の発見より以前に、1948年にMandel and Métaisによって報告されていた事実であった。それから67年を経た現在、人類はこの体液中の核酸の一種であるマイクロRNAをがん等の疾患を発見する新しいバイオマーカーとして開発しようとしている。そもそもこうした体液中のマイクロRNAなどの情報伝達物質は、細胞外分泌顆粒に運ばれて細胞間のコミュニケーションツールとして利用されている事が近年、次々と明らかになり、がん等の疾患はもちろん、高次脳機能や様々な生理的機能に重要な機能を果たしている様が広く知られる様になった。そればかりか、こうした情報伝達の媒体は血液中等を循環していることまで証明された事から、まさに疾患の理解と診断の分野に、体液中のマイクロRNAは、我々の想像を遥かに超えた様々な新知見をもたらすに至ったのである。本研究プロジェクトはまさに時代の先端でありながら、こうした長い研究の歴史的背景と、新しい核酸解析技術の接点に誕生した怪物とも言うべき存在であるが、その精神が受け継ぐのは、脈々と築かれてきた人類の英知の結集と、がんやアルツハイマー病を早期に発見し、早期に治療する「先制医療」の実現に向けての壮絶な闘いである。本プロジェクトに参画する研究者全員を代表し、その決意を新たにするとともに、多くの研究者、国民の皆様の理解とご協力を切に願うものである。

関連論文・関連発表、受賞履歴等

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